遡ると2007年のブログから始まり、現在は Instagram で写真や言葉を発信し続けています。それなりの手間を要すると思うのですが、自分の写真や言葉で伝えること、また、記録に残していくことの意図は?
やりたいからやっているんだけど
(笑)、あえて言うなら自分の外付けハードディスクみたいな感じですね。日記というか、タイムマシーンというか。ブログをやっていた当時はインターネットの仕組みもそこまでわかっていなかったけど、あの時代の情報ってどこか薄いじゃないですか。だからその時にその記録は自分が落とし込んでおかないとなかったことになってしまうっていう危機感のようなものがあったのかもしれない。逆に今はあまりそんなふうに思わないんですよ。Instagram みたいなプラットフォームがあって、みんながこれだけ投稿しているから。今は活動の報告というよりも何か日常で心が動いたりした時にアウトプットしている感じはあります。宣伝よりはなるべくグッときたモーメントのほうが感覚は共有できるのかなと思う。自分がやってきたことを言語化して伝えるのってすごく難しいから、まあそれっぽくはできるんだろうけど、もっと近い伝え方ってないかなって。小さな点でもこういう記録があれば、後で見返した時に線になってやっと何かを共有できたりすることもあるかな。人によってタイミングと時間軸も違うしね。