| English | Japanese |
DR.ME






50組のデザイナーやスタジオによるコラージュ作品に焦点を当てた『Cut That Out : Contemporary Collage within Graphic Design』(2016年出版)ではキュレーションを担当しています。DR.MEでも多くのコラージュ作品を制作していますが、この本の制作を通して再認識もしくは発見したことを教えてください。
DRコラージュとは、みんなが思っているような切り貼りだけの昔からある技法ではなく、活字や画像、ペイントや写真、彫刻や紙を組み合わせることもできる。この本の制作を通じてその考えがより強くなった。そもそも「コラージュは紙の切り貼り」という固定概念を壊したいというのが、この本のメッセージだったからね。
MEコラージュとは何か、そして、デザインというプリズムを通すとどんなものになり得るのか、それを僕らに問いかけてくれた素晴らしいプロセスだったよ。隣に何を配置するかによって文脈が変わる、それが僕にとってのコラージュ。ここに掲載された多くの作品を目にすれば、デザインの中でコラージュがいかに広く普及し、重要であるかに気づかされるはずだよ。