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Michael Raymond Russell / Drumetrics (2/2)





ウェブサイト上の映像や Boiler Room のライヴセットを拝見して、あまりのグルーヴに圧倒されました。ライヴ活動は旺盛的に行なっているのでしょうか?
僕らはスタジオで作曲やプロデュースをするのが好きだから、パフォーマンスにさほど積極的とは言えない。でも、パフォーマンスでの最大の見せ場は、僕らのバックボーンと言える DRB と ADB のドラムとベースだね。
上記の映像ではパフォーマンスだけでなく視覚的にも渋くて痺れましたが、映像のディレクションもあなたが?
そうだよ。確かに僕は何でも屋で、映像やウェブサイト、グラフィック、プロダクション、キュレーションなど、とにかくいろいろと手がけている。
 Drumetrics のアートワークは全てオプアートによる表現ですが、 Drumetrics の音楽とオプアートの共鳴性、また、オプアートの魅力について見解を聞かせてください。
基本的にオプアートはメートル法での線や形の反復によって幾何学的な尺度やパターンを作りだす。ドラムも同じようにテンポやリズムのパターンを繰り返すことでスケールを表現できる。この性質が一致していることから Drumetrics のアイデアに辿り着いた。また、僕はシンプルなのに洗練されたパターンを持つモノクロのオプアートが大好きで、その点でも同様に、シンプルに演奏してもパターンによっては洗練された音を生む、個性的でオープンな音色のヴィンテージドラムに深く惹かれるんだ。
 Drumetrics のアートワークを手がける際は、音楽をヴィジュアルで表現する感覚なのですか?
そうだね。 EP のヴィジョンを考案する時にアートワークも同時に進行していくけど、大抵は音楽が完成する間際に作りあがることが多いかな。