Waiting
Room Press ではその後も『Bliss
& Envy』『No Bombing』『Reflective
Passage』などをリリースしていますが、自身の創作を物質的な形にする理由は何でしょうか。オンラインとは異なる広がりを実感しますか?
DR商業的なクライアントベースの仕事と並行して、個人的なプロジェクトのための時間を常に設けるようにしているんだ。それには、アーティストもしくはデザイナーとしての成長のため、自分たちのマーケティング、経済面、そして単純に楽しむためなど、さまざまな理由がある。「365 Days of Collage」が最初のプロジェクトで、名前のとおり 1 年間毎日コラージュを作って、10ポンドでオンライン販売していた。その後、デジタル出版物『FIN?』を毎月リリースして、しばらく休刊した後にパーソナルプロジェクトとして本の出版に取り組み始めた。だけど、どの出版社も関心を示さなかったから、自分たちで出版しようと Waiting Room Press を立ち上げたんだ。「僕らの本を出せないか」と最後に訪ねた出版社が Thames & Hudson だったけど、「君たちはまだ死んでいないし、本を出版できるほど有名でもない」と言われてしまって。でも、それが前述の本のタイトルの由来になったし、『Cut That Out』のキュレーションにも繋がった。Waiting Room Press からリリースしたのは今のところ僕らに関するものだけだけど、加えて、親しい友人たちの出版物もリリースしていくつもりだよ。