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DJ Kensei



スケジュールを拝見すると、かなり頻繁にいろいろな場所でDJしていますよね。
もはや場所はクラブだけに限らないので。無理せずライフワークとして DJ 的なことをできる環境もあります。程よい DJ ができるスペースは常にいろいろあっていいなと思うし、環境に対する音のアプローチやバリエーションも増える。そういうスペースは表現する場所としても機能していて、それぞれ独自の人たちが集まっていたり、そこにしかないムードや音楽があって感銘を受けます。その場所に居心地のよさを感じると、そこの音やフィーリングを音源としてアーカイヴしていて。フィールドレコーディングと同じで、その音源を持ってさえいればいつでもその場所にチューニングできるし、そのフィーリングを再生できるから。気持ちいい場所のムードを他の場所に届けるとか、DJ の媒介としての役割も感じます。
DJ は媒介?
そう。自分にとって音楽をかけるのはひとつの手段で、人を繋ぐ、音を繋ぐ、イメージを繋ぐ、人と場所を繋ぐとかも。空間のハブ的な役割もあるし、DJ の存在によって人同士がコミュニケーションを取ったりもする。