Ill-Studio のポートフォリオは実に幅広く多彩ですが、通じて独自の視点やエッセンスが窺えます。それをあえて客観的に捉えるならば、どのように言い表すことができますか?客観的に見ることができるのは僕らよりも周りの人たちだろうから、僕には答えづらい。ただ、僕らのプロジェクト全般に共通項があるとすれば、それはやっぱりストーリーテリングの重要性だね。僕らは文化的な背景なしに、視覚的にかっこいいからという理由でプロジェクトを手がけることはしない。伝えたいストーリーがあるからプロジェクトに臨むのであって、これまでに手がけた全てのプロジェクトについて、その所以やストーリーを何時間でも話せるほどだよ。とはいえ、それはパッと見て明白にわかるものではないし、見る人たちが必ずしも全てを理解しているとは思っていない。だけど、みんなもどこかで感じ取ってくれているんじゃないかな。