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ME僕らは、というか、僕は、ルール作りが癖みたいなもので、だから、『FIN?』も毎月最終金曜日のリリースをルールにしたんだ。それが一般的にも定着して、デジタルで無料だけど 100 部に限定したことで、みんなが欲しがるものになった。メールアドレスを登録しないと配布されないシステムだったから、 Nike や Adidas のデザイナーが入手しているのを確認できたのは興味深かったね。あと、ダブリンとアイルランドのイニッシアーという小さな島で『FIN?』のバックナンバーを活用し、「殺された作品に再び命を吹き込む」というコンセプトで展覧会も開催した。ただ、『FIN?』の今後については何とも言えないな。





FIN? Takeover at Hen’s Teeth, Dublin, Ireland
 




‘Chrìoch’ exhibition at Drop Everything, Inis Oírr, west coast of Ireland
 


‘An Leabharlann’ library branding at Drop Everything, Inis Oírr, west coast of Ireland

 
Drop Everything branding & visual identity for 2020 and 2022, Inis Oírr, west coast of Ireland






最近ホームページをリニューアルしたようですが、その目的は何でしたか。また、SNS がポートフォリオとして活用される現在、ウェブサイトが担う今後の役割について見解を聞かせてください。
DRホームページを刷新した本来の理由は、Instagram はすでに終わっているからだよ。クリエイターと SNS の関係がもはや限界に来ているのは周知の事実だし、カメラに向かって表情を作ったり、最新のトレンドに便乗しない限り、クリエイターはアルゴリズムに追い詰められている。そのため、スタジオの本質やクリエイティヴな実践を知るためにウェブサイトを訪れる人が増えてきたように感じる。今は、SNS のポートフォリオよりもウェブサイトをかなり重視しているし、今後もこれらのプラットフォームを通じて仕事を獲得しながら、作品も共有していくつもり。今までにないほど頻繁に更新しているし、常に更新されるウェブサイトは僕らの活動にとって不可欠なものになっている。加えて、ポートフォリオを展示する新たな手段として「SOOT」がかなりエキサイティングだってことも理由のひとつだね。いまや僕らみんなはアルゴリズムの奴隷だよね。ソーシャルプラットフォームの新しい使い方を模索中だけど、開発の初期段階だから、まだまだこれからだね。