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Koshiro Kihara



個展や展覧会のテーマについてはいかがですか。前述の「具象と抽象」というコンセプトはこれまでの木原さんの創作において一貫しているものですが、それとは別にテーマを設けていますか。
これまでの二人展では、健志郎とは作風というかアウトプットが違うので、表層的なテーマはともかく、コンセプトと言えるようなものはありませんでした。個展に関しては作品のシリーズごとに発表しているので、それぞれが微妙に異なるテーマになります。
そのテーマについても制作後に考えるのでしょうか。
先にテーマやコンセプトを考えるということはないですね。素材をきっかけに思いつくこともありますが、やっていくうちに「こういう面白さがあるな」と感じると、区切りのいいところで「どういうことなのか」と頭の中で少し考えてみて、それでまた作って。そして制作が全体的に落ち着いた段階で「どういうことだったのだろう」と総括してみるという感じです。