それから、建築家と共に新しいウェブサイトも制作中です。 NYC の OBRA Architects とのプロジェクトは始まったばかりで、ここでもエキサイティングで厳しいプロセスが僕らを待ち受けています。今日のウェブサイトはどうあるべきか、表面上だけでなく見えない部分で何を提供すべきなのか、規範や過去の知識からどこまで離れられるのか、そうした疑問がたびたび頭をよぎります。ベルリンとシドニーの LAVA Architects とのプロジェクトでは雑誌のような本を制作中で、個々のセクションを異なるデザインに仕上げる予定です。フローレンスの Villa Romana とは 2 冊目となるアニュアルのデザインが進行中で、これは各アーティストとの共同作業でそれぞれのセクションが作られ、 5 冊でひとつの出版物になります。そして、パンデミック当初からトロンハイム美術館とそのディレクターである Stefanie Hessler との仕事も始まりました。多くの自由を僕らに与えてくれる、有意義で刺激的なコラボレーションです。また、トロンハイム美術館とのコラボレーションでは Hannah Ryggen Triennial が発表されました。このトリエンナーレでは、20世紀前半の Ryggen による政治的な織物が現代美術の文脈の中に位置づけられます。ケンブリッジの MIT で教鞭を執るリトアニアのアーティスト Nomeda & Gediminas Urbonas とは15年間に渡ってコラボレーションが続いていて、今年は『Swamp』の書籍の発表を予定しており、前述の「Swamp Game」をさらに発展させてインスタレーション的な実現を視野に入れています。 Urbonas とのコラボレーションはとても緊密なので、あらゆるレベルで新しい挑戦が可能なのです。