Polaroid ― これほど大規模なキャンペーンを統括して制作したのは初めてで、スタジオとして学ぶこともすごく多かったよ。このプロジェクトでは、管理すべき多くの側面や制作すべき多くのアセットがあって、制作物の全てを同じ世界に存在させる必要があった。そのためにはあらゆるスタイルやテクニックを乗り越えなければならなかったんだ。スタジオとしての強みをシンプルに言い表すと、もしくは、 DR.ME について語る時にキーワードとなる言葉や文言は何でしょうか。
DR「DR.ME は既存の基準を打ち砕くデザインスタジオであり、ヴィジュアルコミュニケーションへの大胆不敵なアプローチでクリエイティヴの境界を押し広げる」。僕らが新しいウェブサイトのために作成した AI によって生成されるバイオグラフィがそれを最もよく表していると思う。
MEヴィジュアル・ユニバース・アーキテクツ。
最近手がけたプロジェクトを教えてください。
DR少し前の質問で触れたけど、最近手がけたもので最大の案件といえば Polaroid のプロジェクトだね。新しい Bluetooth のスピーカーと共に24時間放送のラジオを開始する Polaroid Radio のヴィジュアルアイデンティティの制作を依頼され、ラジオ局自体だけでなく、それぞれ異なるジャンルの音楽を流す 5 つのステーションをブランディングするという内容。アインデンティティの制作はクリエイティヴディレクターの Derick Gee と Joshua Thomas と共に取り組み、10年以上に渡るブランディングの知識や、あらゆるジャンルやバックグラウンドを持つアーティストと仕事をしてきた経験を活かして、このプロジェクトに集約させた。すでにロゴやビデオ、ポスターなどを制作し、プロジェクトは現在も継続中。このアイデアの背景にあるのは、各局がユニークでありながら、全てがひとつの傘の下にあるイメージ。挑戦ではあったけど、各局独自のアイデンティティを保ちながら、全ての局をリンクさせるグラフィックのアイデアを見いだすことができたんだ。 Polaroid にとってもこのプロジェクトは、過去に経験のない業界に足を踏み入れるという勇気ある行動で、そのヴィジュアルを僕らに託してくれたこと、そして、優れた選曲家や定期的に出演している DJ が局のキュレーションしていることを考えると、本当にエキサイティングだし、ここに参加できて本当に幸せだよ。