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Alexandra Kehayoglou
Profile


アルゼンチンとギリシャをルーツに持つヴィジュアルアーティスト。テキスタイル素材を用いた作品を中心に、織物、彫刻、インスタレーションを組み合わせた創作を行なっている。その作品群には、彼女が実際に訪れ、長く維持したいと願う、消滅寸前にあるさまざまな原風景の記憶が含まれる。代表作であるパスチャレス(草原)やフィールド、シェルターのタペストリーでは卓越したリアリティを表現し、鑑賞者に考え、活用する機会をもたらしている。2014年にはベルギーのデザイナー Dries Van Noten と大規模なコラボレーションを行ない、John Everett Millais の『Ophelia』にインスピレーションを受けた50mに及ぶカーペットを制作。2016年 Design Miami/Basel でブエノスアイレスの Raggio Creek 壊滅への抗議を込めた『No Longer Greek』を、2016年10月には NY の Onassis Foundation でのフェスティバル「Antigone Now」で『Repoussoir for a New Perspective』を発表。2017年末には、パタゴニアのサンタクルス川に予定されるダム建設に関する大規模なリサーチプロジェクトの一環として作られたインスタレーション作品『Santa Cruz River』を、メルボルンの The National Gallery of Victoria のトリエンナーレで発表。古くから継承される家族の伝統を基に生み出される彼女の作品は、手織りという工芸に新たな意味を与えている2021年には彼女のプロジェクトをまとめた書籍が Verlag der Buchhaundlung Walther König 社から出版される予定。



Nigh Magazine
 
Issue 2: The Days till Now


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