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Update: 29th July 2021

ギャラリー月極
移転後のこけら落としは
河村康輔
GUCCIMAZE
YOSHIROTTEN
による合同展
「CHAOS LAYER」


 
池尻大橋のビルの地下、元駐車場スペースで約 3 年に渡って活動を続け、今年 3 月に惜しまれつつ閉館を迎えたギャラリー月極が、学芸大学へ移転。その新たな幕開けを、河村康輔、GUCCIMAZE、YOSHIROTTEN の 3 名による共同制作展「CHAOS LAYER」が飾る。





グループ展ではなく 3 人で 1 つのものを作り上げたいという YOSHIROTTEN からの提案を受けて実現した本展。グラフィックデザインとデジタルアートを活動背景に持つ 3 人が、DROP BOX を介してレイヤーデータを共有。 1 人目が制作した元データを 2 人目が編集/加工し、 3 人目がさらに編集と加工を重ねて完成させたというデジタルコラージュ 3 枚をキャンバスに落とし込んだ平面作品。さらに、 3 人の制作現場を融合し、展示期間中に変異的に立体コラージュされていくインスタレーション『CHAOS DESK』で構成される。



「なかなか人が作ったデータを触る機会はないので、 2 人の頭の中を観れるのがすごく楽しみでした。普段の自分の作品だと見られない形になったと思います。いい意味で誰の作品でもない感じが好きです」(河村)

「他者のデータをいじるという行為自体がほぼ初めてだったので、 2 人がどこに重きを置いているのか、どこまでデータを触って良いのかもわからない中で自分なりに試行錯誤、編集をしていくのはある種の背徳感も相まって作業自体が非常に楽しかった。各々のスタイルを尊重しつつ、いい意味での裏切り行為を意図的に試みました」(GUCCIMAZE)

「想像していながらも想像できないことが起こる。それを楽しみながら自分も反応してみる。その途中のことは人には見られないけど、完成品よりもその作業している状態自体が一番カオスでした」(YOSHIROTTEN)


 3 人からのコメントに期待は膨らむが、その内容は全く想像できない。だからこそ、やはり実際に足を運んで目の当たりにしなくては。



CHAOS LAYER

ギャラリー月極
東京都目黒区中央町 1-3-2  B1F
会期:2021年7月30日(金) — 8月20日(金)
火曜日 – 土曜日 12:00-19:00
日・月曜日休廊

http://tsukigime.space

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