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Update: 29th March 2022
GR8 Presents

NIKE
WOMENS
AIR MAX 1
“PREMIUM”
original movie featuring
Haruka Hirata














　初めて彼女に会ったのは 1 年と少し前だったか、弊誌創刊号でP.A.M.への取材を進めていた時だ。彼女は公私共に深い親交を結ぶP.A.M.のコーディネーターを務めていて、他にも、ラフォーレ原宿にある感度の鋭いセレクトショップ「GR8」のコーディネーター、さらにインディペンデントなレコードショップでありコミュニティのハブでもある「Big Love Records」の共同創設者兼クリエイティヴディレクター、そして、いけばな草月流師範という一面も持つ。もちろん肩書きだけで人を判断することなどできないが、見事なほど多彩で特質な肩書きが並ぶ彼女に対して、はたしてどんな人物なのかと想像を巡らせたほど、会う以前から少なからず身構えたことは否めない。しかし、私の単純な想像は全くの見当外れに終わったのだ。

　目の前に現れた実際の彼女は、妖精を思わせる華奢な佇まいに深く鋭い眼差しを宿していて、そのコントラストが強烈だった。また、彼女の声は鈴の音のように優しく儚げなのだが、そこで交わした短い会話からは、自身にとって大切なものを揺るがずしっかり守っている、そうした芯の強さが伝わってきた。これまでに出会った誰にも似ていない、それが私の抱いた平田春果への第一印象だった。

　そんな彼女が主役となったオリジナルムービーが3月26日、NIKE WOMENS AIR MAX 1「PREMIUM」の発売を記念して公開された。




GR8 Presents
Haruka Hirata meets NIKE AIR MAX 1 “Premium”
 Director, DP and Editor: Koji Ueda
Story and Narrator: Haruka Hirata
Hair and Make Up: Rina Taniguchi
Stylist: Takahiro Toyota
Music: Uzumaki by Kiki Kudo
Clothing: Rokh, Cfcl, Ganni, Priscavera, Paco Rabanne, Shrimps, Jacquemus, Coperni, Casablanca and Big Love Records
Special Thanks: Sogetsu Foundation, Master Instructor Kumiko Kato, Michihiko Ishidomaru, Sumile Kubo and Hirata Family 





　日本とアメリカという 2 つの文化の融合を称えた同シューズ。それに呼応する形で制作された本作は、幼少期の海外生活を経てアイデンティティ・クライシスに陥った平田の拠りどころとなった音楽やファッションを含め、これまでの彼女の軌跡を紡いでいる。制作を担ったのは前出の「GR8」、撮影は Koji Ueda、音楽には彼女の友人でもある工藤キキの楽曲「uzumaki」を採用。 3 分ほどの短いムービーだが、「不完全であることを受け入れ、新たなものとの出会いにこそ、希望や居場所があると信じて」、そんな彼女からのメッセージが胸の深くに届く作品となっている。
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