Laima Leyton





他の方が寄せた「Positive Messages」はご覧になりましたか? 共感や感動を得たものがあれば教えてください。
たくさん見ました。そのうちの何人かはいい友人で、彼らの作品からはいつも感銘を受けています。特に、意識を高めてくれる Francesca Gavin の『Ten Fact About Mushrooms』がとても好きです。また、Fergadelic の『Book Reports』も着想に繋がるし、Biscuit の『Mushroom Mixtape』は音の夢へと導いてくれる美しい音楽で、これらも大好きです。
今回のパンデミックによる世界の変容は、自分の創作がさらに進化するための転換点になり得ると思いますか?
きっとそうなるでしょう。どのように転換していくかは分かりませんが、有機的に起こることなので気にしていません。前に述べたとおり、私は自分の心と体とスピリットと共に多くの時間を落ち着いて過ごし、自分自身を見いだすことで、人生と存在にもさらに多くの発見がありました。これは今後の私の創作に反映されると確信しています。
前作『Home』では母親でありアーティストでもあるあなたの辿ったストーリーが表現されていますが、この期間中に作った楽曲を含むアルバムをリリースするとしたらどんなテーマになりそうですか?
新たな題材に取り組むとしたら、音楽が癒しのツールとしていかに効果的かということに焦点を当てます。パンデミックによってライヴイベントに参加できる機会を失いましたが、それに匹敵するほどこの時期の人々にとって音楽は素晴らしいツールであったと確信しているし、深い癒しのツールとしての音楽の可能性を私は心から理解しています。今は「静かでいること、つまり「静寂」についての作品を書こうと思っていて、そのイメージがずっと頭から離れません。
特にクリエイティヴに関して、今後の世界はどのように変化していくと思いますか?
私たちは皆クリエイティヴィティに満ちていて、我々の思考、子供たち、音楽、解決法の創造者なのだと人々が気づくことを願っています。ただ、これはネガティヴにもポジティヴにも適用されます。率直な意見ですが、良くも悪くも、今後のクリエイションは非常に極端なものになっていくのではないかと思っています。
自身のお子さんを含め、子どもたちが生きる未来はどんな世界になっていくと思いますか?
私は未来について語るのが苦手です。将来起こるかもしれない何かを期待してエネルギーを使うよりも、今この瞬間を生きるのが最善だと思うから。もしも彼らがそれに気づき今の瞬間を生きてゆけば、未来はあるべき姿に開けていくでしょう。結局のところ、ここには未来ではなく今があるだけなのです。
次世代の子どもたちにとって本当に大切なことは何だと思いますか?
気づくこと、悟ること。そして、不安や恐怖から離れ、自分自身とその気持ちに誠実であること。自分を感受して、周囲の中で目覚めるということです。