Peter Sutherland



写真と比べてコラージュの表現方法としての魅力はどこにあるのでしょうか?
まず、作品が小さいから割と安価で郵送しやすいよね。素晴らしい写真を撮ることはますます難しくなってきたし、新しいことに挑戦したくて、今はコラージュと映像に取り組んでいる。とはいえ、これはすでに数年前から始めて、今も続けていること。コラージュに使っている画像は全て僕が撮った写真だから、自分の作品をさらに深く追求することもできるし楽しんでいるよ。
コラージュ作品に用いる素材は、自身の写真の他にはどのようなもの使っているのですか?
ベーシックな看板屋と一緒に素材を作るのが好きで、デカールを特殊な形に切り抜いたり、メッシュやステッカーに印刷してもらったりしている。最近では写真プリントの上にコラージュを施した作品を制作していて、これは数年かけて徐々に編み出した手法のひとつ。専門的ではあるけれど、ショップや企業が普通に使っている一般的な素材を主に使っているよ。
写真をコラージュの素材として捉えた時に見え方や魅力に変化はありますか?
写真を分解して編集し、組み合わせていく、そのプロセスにワクワクするんだ。写真の断片ひとつひとつが楽しげに映り、見る人にポップなエネルギーを届けられたら嬉しいね。それぞれのイメージの全てが僕の表現の一環だし、そのいくつかは家族や友だちが関連しているものだから、僕にとってはすごく心地いい感じなんだ。