アートディレクターとしてコマーシャルの仕事も数多く手がけています。アーティストとアートディレクターは似て非なるものという印象ですが、その両立に困難は感じませんか?
両立しているからこそ生かせているものがあるし、成り立っています。やりたくてもできないことがコマーシャルワークであったとしても、個人的な作品づくりでは挑戦できます。そこで経験した実験や試みは実績となって次のコマーシャルワークで提案できるようになるし、そうすることで仕事の幅も広がっていく。また逆に、個人の創作活動だけではアートに関心のある人など一定の域にしか届かない場合が多く、発信力や伝達の幅に限界がある。けれど、コマーシャルワークであればクライアントである企業やブランドが発信してくれるので、僕らが気づかせたかったことや提案したかったことをより広く多くの人に届けられます。だから、僕の中でアート活動とコマーシャルワークは相互関係というか、両立することでそれぞれ進化していけるのだと感じています。
両立しているからこそ生かせているものがあるし、成り立っています。やりたくてもできないことがコマーシャルワークであったとしても、個人的な作品づくりでは挑戦できます。そこで経験した実験や試みは実績となって次のコマーシャルワークで提案できるようになるし、そうすることで仕事の幅も広がっていく。また逆に、個人の創作活動だけではアートに関心のある人など一定の域にしか届かない場合が多く、発信力や伝達の幅に限界がある。けれど、コマーシャルワークであればクライアントである企業やブランドが発信してくれるので、僕らが気づかせたかったことや提案したかったことをより広く多くの人に届けられます。だから、僕の中でアート活動とコマーシャルワークは相互関係というか、両立することでそれぞれ進化していけるのだと感じています。