Yoshirotten

Nigh Magazine Issue 1
Interview 6
with







この数年で彼の名前を目にする機会が格段に増えた。本人もインタビューで語っているとおり、新たな挑戦をひとつひとつ重ねながら、自身の実現可能域を広げてきたのだろう。個人的な見解だが、彼の作品全般から最も強く感銘を受けるのは、その純粋さだ。2018年に開催された『FUTURE NATURE』は、彼の名をさらに広く知らしめた要因のひとつだが、不純物を一切許さず、純粋な思いを目に見える形にして、あれほど大規模なエキシビションとして披露するには、果たしてどれだけのエネルギーを要するのかは想像を絶する。しかし、そのエネルギーの根幹にあるものが自然への畏敬の念なのだとすれば、P.A.M. と真に通ずる理由は合点がいく。高鳴る関心と共にオンラインを繋ぐと、画面越しの彼は拍子抜けするほど淡々とした面持ちで、だからこそ、時折ほのかな熱を持って語る言葉がアクセントとなって印象に残った。