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Radim Peško





『Dot Dot Dot』誌のためのタイプフェイス Mitim は制作状況の変化に応じて新刊のたびに成長や発展を遂げました。フォントを発展させていくという発想はどこから生まれ、その発展の過程でどのような発見がありましたか?
記された文字とタイプフェイスを合わせて 1 つにしようというアイデアで、“声” のようなものです。流動的で適合性があり、決して固定されることなく、決定的な形に強制されたりもしない、そうしたデジタルタイプはどのようなものかを模索していた当時としては適切なアイデアだったと言えます。個人的にもこのプロジェクトは大きな学びの場となりました。僕はタイプデザインを習ったことがありませんが、こうした挑戦的なプロジェクトを通じて大概のスキルを学ぶことができたからです。締め切りに間に合わせるためにかなり迅速に物事を進行せねばならず、同時に、次号の『Dot Dot Dot』に向けて Mitim の改良も手がけていました。大変でしたがユニークな経験でしたね。